中国メジャーキックボクシング団体である武林風(WLF)が2020年5月15日に再始動する。
無観客、国内選手のみ等の制約を受け、中国人選手によるスーパーチャンピオンリーグが行わなわれる。63kg・66kg各4選手のリーグ戦を行い、ポイント(勝ち数・KO数)が最も高い1名が勝ち上がる。最後に勝ち上がった選手同士がキャッチウェイトで対戦し、階級を超えたチャンピオンが誕生するというもの。出場選手は以下の通り。
【63kg】
ジャオ・チョンヤン エンフュージョン60kg王者
ジュー・シュアイ 武林風2016年60kg新人王
ファン・フェイダー 武林風2016年63kg新人王
ジン・イン 武林風2015年60kg新人王
【66kg】
ジャー・アオチー 武林風2019年67kgワールドカップ王者
ウェイ・ルイ 初代K-1 WORLD GP ライト級王者
ワン・ポンフェイ 武林風2019年65kg王者
リュウ・シャンミン 武林風?中露建交70年記念大会王者
【選手紹介】
【63kg】
ジャオ・チョンヤンはKrushの対抗戦で2度来日している。1度目はレオナ・ペタスにKO負け、2度目はKrush103にて伊藤健人を飛び膝で失神KOしている。記憶が確かであれば中国ではコンバインの異名をとるとか。
ジュー・シュアイはKrush103にて卜部功也と対戦しKO勝ちを収めており、その後、武林風で朝久裕貴にも勝利している注目選手。
ファンフェイダーは情報が少ないが、朝久裕貴にKO 負けしている模様。ジン・インはKrush103で鈴木勇人に判定負けしているがバランスのとれた実力者。
【66kg】
ジャー・アオチーはかつて健太にKO負けした経歴あり。直近ではタワンチャイ、イリアス・ブライドに勝利している模様。
ウェイ・ルイは圧倒的な強さでK-1トーナメントを優勝した、日本でも知名度のある選手。k’festa1では減量失敗した上に卜部功也にKO負けしているが、インフルエンザを発症していたようで実力を見せられなかった。試合後の雄たけびは自分はこんなもんじゃないと主張しているようだった。
ワン・ポンフェイはKrush103で中野滉太と対戦し判定勝利している。この試合は1ラウンドにボディをきかせダウンを奪っておきながら、中野の金的主張が汲まれてなかったことに。一度は判定負けとなるも後日結果が覆った珍しい試合。ボディでのダメージは深刻でカウントしていれば問答無用の10カウントだった。過去には野入正明にKO負けしている模様。
リュウ・シャンミンは戦績等わからず。
【管理人の独り言】
中国内で階級を超えた試合を組むというのは、非常におもしろい試みだと思います。
団体の垣根を超えたメガマッチも見たいですが、団体内での階級を超えた戦いも見たいですね。
今回の選手情報はYou Tubeの格ヲタchannelさんを参考にさせていただきました。独特の関西弁の語り口が特徴的で国内外問わず知識がある方です。