本日8/29㈯Krush116が開催。メインは木村フィリップが返上したウェルター級王者決定トーナメント。過去記事にも掲載していたが、加藤・松岡が欠場。一吉・山際がスクランブル発信となる。
目次
今回もYouTubeあります。是非合わせてご視聴下さい!
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↓過去記事↓
【試合結果】
第8試合 第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント決勝
近藤魁成(大成会館/K-1甲子園2017・2018 -65kg優勝)
山際和希(谷山ジム/元Bigbangウェルター級王者)
この試合も山際はパンチで攻める。蹴りに合わせられていた前戦を経てか、それとも完全にパンチに自身を持っているか。過去の山際ではない。それでもパンチでは近藤に分があり、山際は被弾し続けるも倒れずにパンチで勝負する。
すると、
ラウンド終了間際、近藤が右のパンチを放った際に山際の頭を捉えるも、山際の頭は前進し、捻りも加わったか。近藤は苦悶の表情でうずくまる。一見ローブローかと思われたが、手首の負傷がわかり山際が衝撃のTKO勝利。
この決着は村越×西京の再現か。なんともドラマのあるリング。
山際は3月近藤に敗れてから、腐らずにスタイルを見直したことでチャンスを掴んだと発言。山際のキャリアからの大幅なスタイル変更は本当に勝負だっと思う。これからはチャンピオンとしての山際の更なる進化が見れそうだ。
第7試合 スーパー・バンタム級
佐々木洵樹(POWER OF DREAM/元Krushバンタム級王者)
龍斗(K-1 GYM横浜infinity)
龍斗は600g計量オーバーで減点1スタート。グローブハンデは佐々木が拒否。試合の展開としては、佐々木がボクサーとは思えない蹴りの技術を見せつつ、得意のパンチで攻め立てる。龍斗はコツコツもらうが、ローと三日月蹴りをヒットさせ続ける。1.2Rも同様の展開だが、佐々木のパンチが明確なダメージを与えている様子もない。佐々木はローでやや足が流れているようにも見える。3R、佐々木はやや雑になってきているが、印象は良い。龍斗も蹴り返すが決定打とはならない。判定30-28、29-29、30-29で佐々木判定勝利。これにはエヴァンジェリスト石川さんも明らかに懐疑的な発言。採点で時間がかかっていたが、点数が入れ違いとなっているのか、龍斗のローがそれほど好印象だったのか。これは後程採点が覆ると思われる。個人的には1R明確に印象をとった佐々木が30-28で勝利かと思う。
第6試合 63.5kg契約
東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
金子大輝(K-1ジム大宮チームレオン)
金子は距離を詰めて大ぶりのパンチを振るいまくる。やや振りはシャープに進化しているが、東本は右のパンチに右のストレートをカウンターで当てている。金子はジャンプしながら左の拳をハンマーのように振るい飛び込んでいく。繰り返すと、東本は動きが読めてきたか、金子の飛び込み際に左のクロスカウンターを放つとドンピシャでヒット。金子はそのまま前のめりに倒れ、すぐに立ち上がるがダメージが甚大。ふらつきを見てレフェリーが試合を止めた。
第5試合 72kg契約
藤村大輔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
MIKE JOE(フィリピン/BATTLE FIELD/TEAM J.S.A/Bigbangスーパーウェルター級王者)
JOEはビッグバン王者キャリアは多くないが、只者でない雰囲気を漂わせる。藤村の動きは全てコンパクトになっている。クレスト移籍によりスタイルが洗練されてきている。JOEは高身で手足が長く、ムエタイスタイルに似た高いガード。JOEはしなるハンマーフック、かかと落とし等大技も見せつつ、藤村の打撃をいなしながら的確にパンチを当てていく。藤村のパンチが真っすぐの軌道に対して、JOEの軌道はしなるように弧を描き的確にヒット。JOEもヒットしているが、効いているように見せず時折打ってこいと挑発する。2RまでがJOEが好印象で藤村は鼻から出血し印象がやや悪いか。3R藤村はギアを上げコンパクトなパンチをヒットするが、JOEはもらいながらもダメージを見せない最後にJOEがややパンチをまとめてヒットし印象で勝ったか。JOEの判定勝利。有効打は藤村の方が多かったようにも見えるが、JOEが雰囲気と印象で押し切ったか。解説の木村フィリップミノルはJOEを絶賛。
第4試合 78kg契約
OD・KEN(ReBORN経堂)
雄人(優弥道場)
クルーザー級では、シナカリミアンの初戦を務め、延長までもつれる接戦を繰り広げたOD。大幅に体重を絞って登場。試合は雄人のジャブと距離をとってからのインローが強烈。ODはまだ体作りの途中か、この体重にあってはスピード不足感がいなめず、手数は出すものの雄人に明確に攻撃を当てれない。終始攻めるOD、いなす雄人の展開で判定は3者3様で延長戦突入。雄人のジャブが明確にODを捕らえ続けODは攻めてを欠いて試合終了。雄人判定勝利。
第3試合 スーパー・ウェルター級(70kg)
EITO(HALEO TOP TEAM)
ブハリ亜輝留(ウィラサクレック・フェアテックス幕張)
ブハリが1.2kg超過により試合中止。この試合も契約体重でできなかったのか。
第2試合 第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント準決勝(2)
近藤魁成(大成会館/K-1甲子園2017・2018 -65kg優勝)
海斗(ポゴナ・クラブジム)
近藤はどっしりと構えじりじりと詰め寄る。海斗は対策か自ら距離を取りミドルを蹴りこむとこれが的確にヒット。それでも近藤が詰め寄って、ボディの攻撃集中すると海斗はダウン寸前。それでも粘り強くミドルを蹴り返すと近藤は1R中に既に疲労を見せ始める。近藤は倒しきれず、相手の作戦にも戸惑っているかのよう。優勝候補にやや暗雲立ち込めるが、2R近藤は疲れをみせながらもロープに詰めて右ストレートでダウンを奪う。海斗は時間差で崩れ落ちダメージが甚大であるがなんとか立ち上げる。再開後、近藤がパンチをまとめるとレフェリーが試合を止めた。海斗は自力で立ち上がることができないほどのダメージ。この試合は海斗の善戦が非常に大きかったと気づく。近藤も鼻血を見ているが、大きな怪我はなく、山際との決勝になる模様。
第1試合 第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント準決勝(1)
一吉(RAOU JAPAN/KOSウェルター級&スーパーウェルター級王者)
山際和希(谷山ジム/元Bigbangウェルター級王者)
一吉はプレッシャーをかけて前に出る。山際は得意のミドルを蹴れない。山際は無理に下がって蹴ろうとせずにパンチで打ち合いを選択する。試合前コメントの通り向上したボクシングテクニックを見せつけ、離れ際の右ストレート一閃。一吉は立ち上がるがダメージは大きく、再び山際がパンチをまとめたところでレフェリーが止めた。