本日、8/25㈫K-1 WORLD GP福岡大会の第1弾対戦カード発表記者会見が執り行われた。
九州初上陸となる福岡大会は当初7/26に行われる予定だったが、コロナウイルスの関係で延期となっており、11/3㈫に行われることが発表されていた。今回発表された対戦カードは話題のビッグマッチ含め3カード、その他新規契約選手としてあの選手の参戦も大々的に発表された。
【お知らせ】
今回の記事からYouTubeでの動画配信を始めます。動画の形式として、本記事を読みつつ、より細かな解説をしていくものを想定しています。宜しければ、そちらも合わせてご視聴宜しくお願いします。発動がは本日の深夜頃にアップを予定しています。下記チャンネルの登録を是非宜しくお願いします。
https://www.youtube.com/channel/UCMuV8CuGnSgwNZBeTlVhteA?view_as=subscriber
こちらのチャンネルに動画投稿します。
※追記 YouTube動画を貼っておきます。
是非合わせてご視聴下さい!
【大会概要】
ECO信頼サービスPRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN
2020年11月3日(火曜祝日) 福岡国際センター
【対戦カード】
目次
女子フライ級(-52kg)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ19戦 17勝(7KO) 2敗 0分)
※初代K-1 WORLD GP女子フライ級王者
壽美(NEXT LEVEL渋谷12戦 8勝(2KO) 4敗 0分)
【選手紹介】
K-1女子フライ級王者KANAは3月大会でグロリア・ペリトーレを豪快にKO。ブレイク発言がありながらもレフェリーが介入していなかったことにより物議を醸したが、凄まじいパンチ力を見せつけた。
壽美はKANAが優勝したK-女子フライ級トーナメントではリザーブファイトに出場し真優との一戦を制し国内参戦選手ではKANAに次ぐ実力であることを証明。直近6月の試合でも勝利しており、KANAの返上したKrushベルトを獲得するルートが見えていたが、ここで最大のチャンスが巡ってきた。
【見どころ】
KANAは国内に対戦相手がおらず、コロナ禍によって対戦相手を呼べず。壽美は国内ではKANAに次いだ実績を持つが、グループとしてはまずはKrush王者からと考えていたはず。それでもコロナの影響で先が読めない状況を受け、ここで試練の一戦を組んだのではないだろうか。実力面ではKANAが圧倒的に有利であり、順当に行けばKANAが勝利すると思われる。壽美の前戦を見ると試合ごとの成長とパワー・体の強さが非常に印象的ではあるも、まだKANAとはレベルの違いを感じる。ここ2か月間でどれだけ成長できるか、KANAは決して打たれ強くないので、下がらないフィジカルで圧力をかけ続けてどろどろの展開にしたいところ。
クルーザー級(-90kg)
シナ・カリミアン(POWER OF DREAM11戦 10勝(5KO) 1敗 0分)
※初代K-1 WORLD GPクルーザー級王者
K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning29戦 19勝(16KO) 10敗 0分)
※初代Krushクルーザー級王者
【選手紹介】
カリミアンは初代K-1クルーザー級王者。クルーザー級ながら2mの長身を誇り、トーナメントを優勝。その後、グローリーの選手を次戦相手に指名するも組まれず。加藤久輝との初防衛線では加藤の強打を寄せ付けずに旧K-1のシュルトのような絶対王者になるかと思われたが、愛鷹亮にワンマッチでロングフックを決められ失神KO。その後の暴れっぷりからやや性格に難有りとの声があったが、POWER OF DREAMに移籍し心機一転。リング内外での資質が問われるが、発言はあまり改善されていない。それでも愛鷹とのタイトルマッチでは、リベンジに成功している。
K-Jeeはかつて70kgで試合していたが、ヘビー級に転向。転向後も一定の実績を上げるも、K-1ヘビー級トーナメントではプラチバットの前に沈んでいる。そんな中新設されたクルーザー級ではカリミアン、加藤久輝以外には負けておらず、国内では次期K-1のベルトへの挑戦を期待されている。前戦ではKrush防衛線で加藤久輝にリベンジKO勝ちし本戦をアピール。タイトルマッチではないが、待望の一戦を迎える。
【みどころ】
両者の前回対戦は、K-1クルーザー旧トーナメント準決勝。その時はカリミアンの情報はほとんどなく、長身に攻めてを欠いたK-Jeeだが、愛鷹のロングフックに勝機を見出しているか。また、カリミアンのボディを攻めた選手はおそらくいないので、加藤戦のような離れ際のボディを狙ってくるか。カリミアンは愛鷹戦以降は本格的にPOWER OF DREAMで練習しており、テクニックもついていると思われる。さすがにロングフック対策はしているはずなので、盤石に試合を組み立てるか。
スーパーフェザー級タイトルマッチ(-60kg)
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST40戦 39勝(23KO) 1敗 0分)
※第4代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者
レオナ・ぺタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS40戦 39勝(23KO) 1敗 0分)
※第9代Krushスーパー・フェザー級王者
【選手紹介】
武尊の防衛戦は2度目となる。直近では3月大会でアダム・ブアフフとISKAとのダブルタイトルマッチが予定されていたが、コロナの影響で来日できず。代役のペッダム・ペットギャットペットにKO勝利している。
レオナ・ぺタスは、現Krush王者。Krush戴冠後は武尊に照準を合わせ都度対戦を要求。武尊は実績を積んでと発言していたが、村越、大岩の連勝を受けて本対戦を承諾。大阪に間に合わず本大会での対戦が決定。
【見どころ】
※このカードについては、YouTubedeで多く語りたいと思っています。文章では言いたいことが多すぎてまとまりません。
レオナの対戦要求が始まった時点でこのカードの実現期待度は非常に低かったように思う。それでもレオナは一度も負けずに与えられた相手を下してきた。そこにコロナの影響が合わさり国内で盛り上がるこのカードの必要性が高まっていってように感じる。ここに至るまでのストーリー作りも実に見事でK-1史上屈指のカードとなっている。会見では両者実力を認めあっており、もはや予想するのもおこがましいカード。この試合が決定したことで年内の武尊×天心戦の実現はなくなったように思う。天心は同時期に裕樹の引退試合の相手となることが決まっている上に、RISE内で天心への挑戦者決定トーナメントも開催される。両者が年末に対戦するとなると身体作りから入る必要があり、準備期間としては不足するはずだ。昨今、武尊×天心が決定していたとの情報が格闘家を通じて発信されているが、この両団体の流れからするとあまり現実味のないように思う。
【才賀紀左衛門がK-1グループ参戦!】
旧K-1MAXの63kgトーナメントで活躍した才賀紀左衛門の参戦が発表された。紀左衛門はMMAでRIZINに出場し、山本アーセン・那須川天心と対戦する等話題を集めたが、実績が伴わなかった。その後クロスポイント吉祥寺に所属を変更しキックの試合に専念するようになるも振るわず。おそらくキャリアの最後の舞台として、K-1の舞台を選んだ。紀左衛門は直近に久保優太が新設したジム「PURGE TOKYO」内でトレーナーとして名を連ねていたことからグループ参戦が囁かれていた。会見でも久保を兄貴分と語り、所属もPURGE TOKYOとなる模様。紀左衛門の初戦については、年内を予定しており、福岡大会か12月に開催予定の大会にて参戦が濃厚となっている。階級は57.5~60.0kgまでできるそうだが、武尊が大好きで試合したくないとことから、江川を狙うことを発言。57.5kgは役者がやや少ない印象なので、この参戦はいいかもですね。
【大阪大会でのライト級タイトルマッチが延期へ】
9/22大坂大会で決定している、林健太×ゴンナパー・ウィラサクレックのタイトルマッチは林の怪我で延期となる模様。K-1の大会は未アナウンスながら12月にも開催予定のようで、そこにスライドする形になると発表有り。