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考察系

7/12 RISE on ABEMA 試合結果

7/12本日開催

【RISE on ABEMA】

RISEオールスターズvs反乱軍というコンセプトらしい。

煽りVの前にダレノガレ明美によるプレ煽り有り。閉鎖的な空間で撮影されており、興行という側面でなく、番組という構成が完成しているイメージ。個人的にはすごく好き。

伊藤代表やRISE関係者もVTRに出演し(兄デビット伊藤ばりの目力)、かなり力が入っている。

入場ゲートも冒険感満載でリアルファイトとプロレスの融合的な雰囲気がある。


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【試合速報】

第1試合 68kg契約 
山口裕人(山口道場/WPMF世界スーパーライト級暫定王者、元WBCムエタイ日本統一同級王者)
松本芳道(KICK-DIET吉野町/元新日本キックライト級王者)

序盤から山口が詰めて大ぶりのフックを振るっていく。松本は呼応するが、山口の右フックがおもしろいようにヒット。それでも松本は打ち返すが、効かされておりシャープさにかける。山口がコーナーに詰めて連打していると松本は一方的に被弾し、前のめりに倒れたところで試合終了。山口が久しぶりのKO勝利。

試合終了後はゲスト芸能人とも会話が繰り広げられるエンターテインメント振り。


第2試合 55kg契約 
田丸 辰(TRY HARD GYM/RISEスーパーフライ級王者)
MASAKING(岡山ジム/J-NETWORKスーパーバンタム級1位、2018年INNOVATIONフライ級新人王)

MASAKINGが顔ひとつくらい大きい。田丸はローを蹴りこみながらハイキックを見せる。MASAKINGは田丸のスピードに圧倒されているか、距離を詰められない。1R後半には田丸のバックブローがクリーンヒット。サイズの差かMASAKINGのダメージは少なく見える。田丸は柔より剛をとったイメージ。計量の関係もあるだろうが、スピードはピークより落ちているが、パワーは上げっているように見える。田丸はローを主体に大技を狙い続ける。MASAKINGはローが効いてきたか、何もすることができない。3R田丸は完全に見切り、MASAKINGのハイキックやバックスピンを交わして見せる。田丸は飛び込みからのストレートで的確に有効打を当てる。MASAKINGは後ろを向いてしまい田丸は追撃が打てない。その後も展開は変わらず、田丸がノーガードで完全に交わすパフォーマンスで差を見せつけた。判定3-0 30-28×3で田丸勝利。


第3試合 67kg契約 
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/RISEライト級王者)
ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ・闘英館)

トファネリは三日月を警戒してか、距離を詰めてくる。原口はうまくいなしながらコンビネーションで三日月を蹴りこむ。トファネリはもらっているが、効いている様子はない。原口はカウンターのパンチも打ち込むが明確なダメージは与えられず。トファネリは回転蹴りとバックブローを駆使するが、原口は完全に見切っている。3R原口は少し雑に二段蹴りや強振のパンチを打ち続けるが、展開は動かず。それでも終始ペースを握った原口が判定3-0で勝利。30-28×2,30-27

原口は当日計量でも規定重量に満たなく、明らかな階級差のあった試合。原口は体重は相手に合わせたと言っており、この試合で原口の実力不足と言うべきではない。


第4試合 58kg契約 
鈴木真彦(山口道場/RISEバンタム級王者)
ウィサンレック・MEIBUKAI(タイ/MEIBUKAI/元ルンピニー認定フライ級&バンタム級王者、元ラジャダムナン認定バンタム級王者)

ウィサンレックは鈴木と近い距離をキープし前手のガードで牽制する。鈴木はローを主体にジャブ、ストレートを的確に当てるがウィサンレックはダメージを見せない。1R鈴木が強烈なボディを連打するもウィサンレックは下がらない。2R後半鈴木はアッパーを効かせるとついにウィサンレックは下がる。鈴木はラッシュを仕掛けるがここでラウンド終了。3R鈴木はやや強引にパンチを振るう。ウィサンレックはその中でも打ち返し鈴木が被弾する場面も。それでもローのダメージも明確になってきたところで再度鈴木がパンチで2度のダウンを奪うとレフェリーが試合を止めた。


第5試合 70kg契約 
中村 寛(BK GYM/元DEEP☆KICK -60kg級王者)
宮城寛克(赤雲会/元TENKAICHIウェルター級&ミドル級王者)

中村は序盤トリッキーな動きから、強烈なインローを蹴る。しかし、飛び込んでのパンチは上背・体格で勝る宮城にはじかれて入れない。それでも余裕を見せる中村。2R宮城は終始蹴り主体に進め、中村は攻めてを欠き消耗する。宮城は徐々にペースを掴む。3R中村はフラフラでトリッキーな動きで余裕を装う。宮城は中村の頭が下がるクセに組んでの膝を多用するとこれがおもしろいようにヒット。中村は完全に攻めてを欠き、宮城が判定勝利。判定2-1 30-29×2,29-30

この試合は正直なところ体格差に全てが詰まっている。中村は通常60kgの選手で減量がないと言えどこの差は大きすぎる。減量幅を狭める契約体重は感染対策としては盤石だが、原口も含め協議性を損ねると言って間違いない。減量をしないのであればONEのような尿比重を含めた対戦相手を選定すべきだとふと思った。にしても宮城にとっては大きな勝利。


第6試合 65kg契約 
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISE WORLD SERIES 2019 -61kgトーナメント優勝、元RISEライト級王者)
小川 翔(OISHI GYM/WBCムエタイ日本統一ライト級王者、元REBELS-RED同級王者、ホーストカップ日本&蹴拳ムエタイ・スーパーライト級王者)

白鳥の方が8cm大きい模様。小川はガードを高く構え、右ミドルを中心に蹴りこんで行く。白鳥はストレート系のパンチを当てることができず、かなり横からフックを振るうが小川は耐久力も高い。小川は後半ミドルを的確のあてる。3R白鳥はバックブローを当て印象が良いと思われたが、判定は30-29,30-30,29-29で延長戦突入。延長R白鳥のパンチが的確にヒットし小川のミドルは減る。それでも前に出続ける小川。白鳥はガード上からもパンチを当てるが小川が下がらない。後半も小川は前に出続けジャッジの好みを問う試合内容だが、最後は白鳥の有効打が評価され、延長判定3-0 10-9×3で勝利。小川はムエタイ主流ながら、実績に違わぬ試合で評価を上げたことだろう。白鳥は消化不足でRIZINの参戦直訴とYouTubeの登録を呼びかけた。


第7試合 58kg契約 
那須川天心(TARGET/Cygames/RISE WORLD SERIES 2019 -58kgトーナメント優勝、RISE世界フェザー級王者、ISKAフリースタイル世界フェザー級王者、ISKAオリエンタル世界バンタム級王者)
笠原友希(シーザージム/シュートボクシング日本フェザー級1位)

ファーストコンタクトで笠原は天心のスピードに対応しているように見えたが、直後前蹴りを掴まれての右ストレートをもらう。これはバランスを崩れた状態であり、ダウンではないが、笠原の表情が変わる。既にダメージを追っているか、試合が決した様子。組みつき際の強烈な左右フックでダウンを奪われる。その後は、追撃を受けてダウン。笠原はバックスピンキックを繰り出すが、これも蹴り足を捕まれコーナーに追いつめられる。意を決して大ぶりのフックを繰り出すが、天心のカウンターの右フックのスピードが速すぎる。これをもらった笠原、ここで倒れこみ試合終了。あまりに強すぎる。笠原はまた再選まで漕ぎつけて欲しい。トリケラトプス拳は無観客のため出さなかったとのこと。

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  • この記事を書いた人

jonny

格闘技視聴歴15年。入口はK-1 MAXからです。現在は月1回程度会場観戦をしています。主にキックボクシングとMMA、一部プロレス、ボクシングについても記事を投稿していきます。

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