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考察系

7/21 Krush115の試合結果と試合予想比較

7/21Krush115が開催された。後楽園ホールで有観客試合再開後2回目の大会となる。本大会のメインはレオナ×大岩のスーパーフェザー級タイトルマッチ。レオナが勝てば念願の武尊戦実現濃厚、大岩が勝った場合は同門対決なのかという予想できない展開。

≪バンタム級≫

池田幸司(ReBORN経堂 2戦2勝1KO)

橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST 3戦1勝2敗)

【試合予想】

勝ち星こそ劣るが橋本の実力は確かなもので、全局面にて圧倒すると予想。

【結果】

橋本が連打でダウンを奪い判定勝ち。これは蹴り足をキャッチしバランスを崩してしまったという見方が正しいと思うが、実力差でもやや橋本であったことは事実。


≪スーパー・フェザー級≫

三輪裕樹(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST 21戦7勝12敗2分)

斎藤祐斗(JK TRIBE 8戦4勝4敗 4KO)

【試合予想】

斎藤は距離をとってステップインからのパンチが得意な選手。三輪は距離を詰めてローから試合を組み立てるスタイル。斎藤がローをもらわない間合いをキープできれば、蹴りに詰める三輪にパンチを当てられるか。三輪が序盤からローを的確に当てるようなら三輪が盤石に攻めて判定勝ちか。

【試合結果】

序盤齋藤のハイキックが面白いようにヒット。ダウンを奪うが、三輪は距離を詰めてローに転じると形成逆転、それでもダウンポイントを挽回することはできなかった。


≪スーパー・フェザー級≫

西本也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST 15戦9勝4敗2分 9KO)

松本涼雅(team ALL-WIN 2戦2勝1KO)

【試合予想】

正直展開が読めないが、西本は前回の朝久戦で中朝距離を多少苦手としている印象。松本はサンプルが少ないものの、トータルファイトターに感じるため、松本は眺めの蹴り主体で攻めれば勝機があるか。一方西本は勝った試合は全てKO。接近戦なら西本か。

【試合結果】

序盤、西元の踏み込んでのパンチとボディで防戦一方の松本。それでも耐えながら、ロー・カーフキックを蹴り続けると西本の踏み込みが崩れる。西本はそれでも前に出て印象を落とさない。有効打の松本、印象の西元だったが、的確にヒット数を稼いだ松本が判定勝利。


≪第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント準決勝1回戦≫

MOE(若獅子会館 5戦2勝3敗)

チャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス 8戦3勝4敗1分)

【試合予想】

序盤はチャン・リーがミドル・ジャブで距離を取りながら的確に打撃を当てる展開。2R中盤までは攻め手欠くMOEだが、気持ちの強さでチャン・リーをコーナーに詰める展開に。3RパンチでMOEがダウンを奪い、判定勝ちと予想。

【試合結果】

MOEが前に出続け好印象。チャン・リーのファイトスタイルは体格を活かした洗練されているが決めてに欠ける。終始展開変わらずMOEの印象勝ち。チャン・リーの防御はかなり完成度を増しており、次戦にも期待がかかる。MOEは一夜明け会見では全てにおいて成長を宣言。


≪第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント準決勝2回戦≫

優(北斗会館 6戦2勝3敗1分)

菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ 4戦3勝1敗)

【試合予想】

これは本当に読めない。菅原が勝つシナリオな気がするが、お互い頭をつけてどろどろに打ち合うか。とすると5分5分な予感。菅原の成長と優の新天地(北斗会館=小宮山工介)でのスタイル変化に期待。※管理人はラッキーパンチチャンネル視聴者です。

【試合結果】

一撃のパンチでは優、蹴りと距離感では菅原か。優の潜り込みに対し菅原も頭で受けてしまいバッティングとなってしまう。優のおでこには巨大なコブができてしまい、なかなか両者噛み合わない。その中でも身長差を活かした間合いの取り合いで菅原が印象を残したか。菅原判定勝利。一夜明け会見では、高身の菅原は潜り込む相手に対して頭を下げるクセがあるとのこと。しかし、ここで明確な課題意識ができたのは今後の成長にうまく作用するだろう。


≪ライト級≫ 

里見柚己(K-1 GYM横浜infinity 22戦13勝8敗1分7KO)

瓦田 脩二(K-1ジム総本部チームペガサス 10戦7勝3敗5KO)

【試合予想】

里見は110回大会でラウェイ王者の金子大輝にKOし、改めてパンチの強さを見せつけた。対する瓦田は109回大会で格闘代理戦争出身の稲垣柊をKOしており、両者連勝をかけた一戦となる。瓦田は、長身から繰り出すストレートと膝蹴りが武器で中野滉太や蓮實光にも勝利している。本大会では同階級でのタイトルマッチも行われ、本試合は同階級での3~4番手を決める一戦という印象。個人的勝利予想はボディが弱点の里見に対し、瓦田が膝蹴りでKO勝利。

【試合結果】

瓦田の右ストレートのパターンが豊富になっており、投げ込むような強打としなやかに伸びる警戒なストレートを使い分ける。里見は被弾し続け、得意のパンチを出せない。序盤はオーソドックスに構える里見だが、予想以上の瓦田の実力にサウスポーに構え直すが、挽回することはできなかった。瓦田が全局面で圧倒し完勝。瓦田は細身に見えるが体幹がしっかりしており、明確な武器が多い。ストレートと膝蹴りに気持ちの強さを併せ持ち、次のタイトル候補に名乗り出た。一夜明け会見ではまだまだ30%の実力と満足しておらず、師匠梶原龍児さんの持っていたベルト獲得を誓った。


≪スーパー・ライト級≫

中野 滉太(POWER OF DREAM 8戦6勝2敗5KO)

瑠久(K-1 GYM横浜infinity 9戦7勝2敗3KO)

【試合予想】

中野はK-1王者武井・江川・カリミアンと同門のパワーオブドリーム所属の21歳。前回はK-1名古屋大会で平山迅にKO勝利している。他のPOD所属選手に比べアラい試合をする印象だが、パンチ力・当て勘は一級品。対する瑠久はK-1甲子園準優勝(その年の優勝は近藤魅成。ハイキックのKOシーンは度々登場w)の実績を引っ提げ連勝街道を突き進んでいたが、大舞台で近藤、山崎に敗れトップ戦線まであと一歩という印象。同じく21歳。名古屋大会で山崎に敗れた後、もっと強くなれる環境を探す旨のコメントがあっただけにこの参戦は嬉しい。※管理人は瑠久Tシャツ買いましたw 瑠久は相手のプレッシャーに飲まれる傾向があり、メンタル面の改善が見られるかどうかが勝負を左右すると思う。技術は両者拮抗・パワーはやや中野か。それでも期待を込めて瑠久のKO勝利と予想。

【試合結果】

若手実力者同士の対決は実力差を感じさせる展開に。中野が1ラウンド早々左フックでKO勝ち。一夜明け会見ではタイトル挑戦もそうだが、一戦一戦こなして成長すると発言。


晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST 14戦7勝6敗2KO1無効試合※小只戦ローブロー)

松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ 3戦3勝1KO)

【試合予想】

両社プレッシャーを掛けて前に出るスタイル。技術なら晃貴が上だが、前戦松本が見せた奇襲はすさまじく、序盤に猛攻を仕掛けられれば勝機があるか。前戦ボディを効かされていただけに松本は1R特攻でボディ狙いで来ると予想。晃貴は1Rダウンを奪われても、KOされなければ復活し、後半でキャリアと気持ちの差でKOすると予想。

【試合結果】※松本の負傷で対戦相手が黒田斗真へ変更

黒田の手足がしなるように晃貴を捕らえる。黒田は顔面、ボディへとパンチ・蹴りを打ち分け、晃貴をダウン寸前まで追い詰める。晃貴は2R後半から自身のスタイルを強調してより前に出て黒田を疲弊させる。黒田はプレッシャーから組みつきを多発し減点となってしまう。これにより本戦決着つかず延長へ。黒田は消耗が激しく組み付いてしまい再度減点、的確にヒットを当て続けるが晃貴のタフさをジャッジが支持し晃貴が判定勝利。連敗を3で止めた。晃貴は一夜明け会見にて、階級を上げて2階級制覇を宣言。


≪スーパーフェザー級 タイトルマッチ≫

王者:レオナ・ぺタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS 33戦27勝5敗1分12KO)

挑戦者:大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST 24戦18勝6敗6KO)

【試合予想】

展開としては序盤はレオナが距離を取り、ステップを駆使してパンチを当てるが大岩は耐えて前に出てくる。中盤同様の展開となるが、やや大岩の圧力がレオナを捕らえ始める。終盤は大岩がタフネスで場を制す流れに。本戦決着つかず、延長へ。延長でも脅威のタフさで前に出続けた大岩が判定勝ちと予想。大岩はこれまで後半ガス欠になることが多かったが、皇治戦とスタウロス戦でスタミナコントロールが格段に向上している。実績と実力的にはレオナなのだが、レオナは西京戦後半は盛返された印象があり、相性的には良くはないと思われる。

【試合結果】

ラウンドを通して、レオナはジャブ主体、大岩は距離を詰めてのフックを狙う。序盤はレオナが強烈なパンチを当て込むも大岩はタフで倒れない。大岩はそれでも距離を詰めてレオナをコーナーに追いつめる。有効打でレオナ、印象で大岩かと思われたが、ジャッジは有効打を支持し本戦で2名のジャッジの支持を獲得したレオナが判定勝利。勝利後のマイクで武尊戦を要求すると、大岩のセコンドについていた武尊がリングサイドに。一言「やろうぜ」とシンプルに挑戦を受け入れた。その際の武尊のマイク投げが批判されているが、あれほど配慮されたマイク投げがあっただろうか。バスケで言えばバウンドパス。全く問題ない。あれくらいのスパイスが受け入れられない世の中になるとは、ファンも若年層化していて、価値観も日々変わっているのだろうと実感。ともあれ、中村Pのツイッターでの「イヤーオ」ツイートを見てこの試合は組まれると確信。(プロレスラー中邑真輔のOKだよという意味)一夜明け会見でもこの試合のK-1での実現を明言した。レオナはこの一戦までの長く過酷な道のりを完璧にクリアして久々の正統派タイトルマッチが実現。このストーリー作りは今思えば、村越戦後にすぐ組まれなくてより盛り上がった感がある。レオナは一夜明け会見にて、コーチを務めるLARA TOKYO(ジム)がコロナの影響で経営が厳しく、クラウドファイディングの協力を発言。兄弟揃ってチャンピオンがコーチのジムになることをアピールした。

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jonny

格闘技視聴歴15年。入口はK-1 MAXからです。現在は月1回程度会場観戦をしています。主にキックボクシングとMMA、一部プロレス、ボクシングについても記事を投稿していきます。

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