1/23 Krush.121
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今大会は爆腕大月晴明がKrush凱旋、ウェルター級タイトルマッチなど見どころ満載。
目次
第7試合 メインイベント Krushウェルター級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
山際和希(谷山ジム/王者、Bigbang王者)※初防衛戦
加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS/挑戦者)
山際は戴冠後にビッグバンでFUMIYAのバックブローでKO負けしているが、ベルトよりメインイベントを盛り上げる思考が強くなったという。これまでは遠目の蹴りを主体に闘ってきた山際がパンチを磨くのも、試合結果より興行を意識するのもどちらも応援できる。山際の言葉に魂が宿ってきていて、すごく惹かれる選手になっている。
1R加藤は徹底してロー、カーフ気味で既に効き目を発揮している。山際はこれまでのミドルをあまり蹴らずにじり寄りパンチを狙っているか。山際がカーフを効いたところで終了。2R加藤はロー、ミドル、右ストレートを交え完全に試合を支配する。山際は蹴りとパンチに踏み込めないのか威力がある攻撃を出せない。加藤はむやみに詰めず、生殺し状態になってしまう。3Rも攻めてを塞がれた山際は大ぶりのパンチを打つも加藤に見切られ右ストレートからのパンチ連打でダウンを喫する。かなりダメージ甚大だが、山際は気力で立ち上がるもここで試合終了。30-26×3で加藤が新王者となった。
兄弟同時チャンピオンはKrush史上初。次回タイトルマッチは前回、反則勝ちとなった松岡力を次期挑戦者に指名。
第6試合 セミファイナル バンタム級 3分3R(延長1R)
松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1カレッジ2018 -55kg優勝)
壬生狼一輝(力道場静岡)
松本は脳内出血を乗り越えての9か月ぶりの復帰。壬生狼は前回元王者晃貴に勝利している。両者無敗同士の一戦。両者動きが速すぎる。壬生狼の方がパンチやキックのキレ・見栄えが良いが、松本は頭を動かしてパンチを貰わない。終始同様の展開でほとんど差がないように見えたがジャッジでは30-30,29-30,27-30で壬生狼が勝利。27-30は少し差が付きすぎな気がするが、やはり見栄えが良かったのは壬生狼でいいのではないだろうか。
第5試合 ライト級 3分3R(延長1R)
大月晴明(NEXT LEVEL渋谷/元Krushスーパー・フェザー級王者、元ISKAムエタイ・インターコンチネンタル・スーパーライト級王者、元WPKC世界ムエタイ&元全日本ライト級王者)
明戸仁志(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
ついに爆腕(豪腕の域を凌駕する)大月晴明がKrush凱旋。最後にリングで会いたい人に会うためにKのリングに凱旋。その人とは、武尊なのか。。大月は47歳、前戦はKNOCKOUTで丹羽圭介に判定で敗れている。
1R大月は右ローを主体にいつもの構えですり足。明戸は奥さずローで組み立てストレートも明確に当てるが、終盤交錯の際に大月のフックが軽くヒット、スリップ気味に明戸ダウン。ここでゴング。2R明戸はミドルを物差しに詰めていく。大月は右脛から出血あるが構わず蹴っていく。大月はややスタミナ切れているか。被弾も増えていく。3R爆腕が写真の右クロスカウンターでダウンを奪うと明戸のダメージは甚大だが、なんとここで頭を叩き打ってこいと大月。明戸はフルスイングし3発打ち込むも大月微動だにせず。その後再度右の爆腕をヒットさせここでレフェリーが試合を止めた。
第4試合 第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R)
壽美(NEXT LEVEL渋谷)
芳美(OGUNI GYM)
壽美は前回K-1で下馬評を覆しKANAに勝利。KANAとのダイレクトリマッチが妥当と思われたが、本人の希望でKrushのベルトをとってからKANAにタイトルマッチを挑むとのこと。今回はミネルヴァのベテラン芳美。壽美は上半身の厚みが増している印象。動きはKANA戦の時と比べ柔らかさがないが、左のパンチの威力は増しているように見える。島野感が漂い出してきている。壽美は左ミドルで下がらせてコーナーで左右のストレートを連打。芳美は組み付いて逃れるが返せない。その流れが変わることなく、3者30-27で壽美が決勝進出。決勝は前回勝利している真優との再戦となる。決勝は4月23日のKrush124で行われる。
第3試合 第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R(延長1R)
真優(月心会チーム侍)
NA☆NA(エスジム)
1RNA☆NAがパンチで詰めて試合を優位に進めるが、真優も距離を取って立て直す。2R真優の前蹴りがクリーンヒットし、NANAダウン。立ち上がろうとするも叶わず。衝撃の前蹴りKOで真優が決勝進出。
第2試合 スーパー・バンタム級 3分3R(延長1R)
小倉尚也(スクランブル渋谷)
黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)
黒田は左ミドル、ローでリーチを活かして距離を計るが、小倉はもらいながらも前進しパンチを振るう。黒田が接近に組み付くも小倉はこれにおかまいなく連打。これが非常にいい。2R小倉がパンチでダウンを奪い、その後も一切下がらないスタイルで黒田を終始下がらせ続けた。黒田も明確な蹴りを当て続けるも小倉の気持ちが強すぎる。小倉の母親が戦前に亡くなり、難しい心境の中での試合ながらこれまでで一番気持ちを感じる試合。
第1試合 フェザー級 3分3R(延長1R)
龍斗(K-1 GYM横浜infinity)
國枝悠太(二刃会)
国枝はMAキックHOOST CUPで実績を積む。昨年10月のHOOST CUPではHEATの60kg王者ヘンリー・セハスにKO勝ちしている。龍斗は前足ロー、ミドル、ジャブで国枝を入らせず、国枝ワンツー振るうもなかなか捕らえられない。国枝は3R強引に攻めパンチでぐらつかせる等見せ場を作り本戦は一者に国枝支持で延長へ。本戦龍斗にならないのが驚き。延長は国枝勢いのまま前に出るもスタミナ切れを起こし、終盤龍斗のハイキックでダウン。龍斗が延長判定で勝利。
プレリミナリーファイト第1試合 女子アトム級 2分3R
AIKO(FREEDOM@OZ)
紗依茄(月心会チーム侍/第9回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジBクラス 女子-50kg優勝)
紗依茄が長身とリーチを活かした前蹴りで主導権握る。AIKOも前に出て強引に攻めるも3R紗依茄がダウンを奪い紗依茄がデビュー戦勝利。