本日8/30㈰開催のREBELS.65。REBELSの開催は2/29以来、半年振りの開催となる。
解説はレベルス2冠王、北川ハチマキ和裕。
REBELSにおけるBLACKルールとは所謂肘なしのK-1ルールに近いが、両手で相手の顔をがっちりロックしての膝は何度でも許される。REDルールは肘有、組有の元祖キックボクシングルールとなる。
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目次
第7試合 ダブルメインイベント 無法島 presents REBELS-BLACK 63kg級タイトルマッチ
丹羽圭介(TEAMニワールド/王者)
バズーカ巧樹(菅原道場/挑戦者、MA日本スーパーライト級王者)
バズーカ巧樹は、Krushでの活躍を経て、MA王者を獲得。無法島トーナメントからREBELS系列に初参戦。トーナメントでは丹羽は古村に物議を醸す判定で敗れ、バズーカは決勝で西岡蓮太に敗れた。今回は幻の2回戦としてタイトルマッチで両者の対戦が実現。バズーカはかなり気合が入っており、入場後すぐにメンチ切りをしかけてしまう。
両者カウンター狙いか。どちらかがパンチを繰り出すと必ずカウンターを放つ。丹羽はほぼ手数がなく、適所にロー、ハイキックを散らすバズーカ。パンチの打ち合いでもハンドスピードでバズーカか。1R大きな差はない。2Rも両者1発を狙う展開だが、同時に動き出すとバズーカの方が速い。バズーカは自分からの展開作りとローで主導権を握っている。3R展開は変わらず。バズーカの先手のストレートが的確にヒット。丹羽はまだ手数を出さない。終盤、両者は打ち合うがバズーカが終始優勢。終了間際にバズーカのバックブローに合わせて丹羽のストレートが当たってバズーカ倒れこむがこれはスリップと判断。バズーカもすぐに立ち上がりダメージはない模様。ここでゴング。バズーカがやや優勢に試合を運び判定勝利。バズーカはMAキックに続き2冠王となった。マイクでは言葉少なく、西岡蓮太との再選をアピール。
第6試合 ダブルメインイベント 創世のタイガ presents REBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦
ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)
MISAKI(TEAM FOREST/シュートボクシング女子日本ミニマム級1位、元J-GIRLSミニフライ級王者)
色々な面で注目を集める一戦。ぱんちゃんの為の試合と思われがちだが、MISAKIも国内屈指の実力者である。MISAKIはロングスパッツで登場!ぱんちゃんはやや表情が固い。
MISAKIはひたすら距離を詰めるが入り際で組みつかれ攻めてを欠く。ぱんちゃんも組み付く以外の手がない。ぱんちゃんはリーチが長い分、距離が近すぎてパンチを当てれない。試合が成立しないレベルで1Rはイーブンか。2Rも同様の展開。これはREDルールでいいのではないか。MISAKIサイドのシーザー武さんから喝が入り展開変わるか。それでも何も起こらず試合終了。ぱんちゃんが判定勝利だが、体が大きく見栄えが良かったということのみだろう。ぱんちゃんは8戦負けなしで戴冠。マイクでは今回は勝ちに徹し、より強くなることを宣言。
第5試合 REDルール 52kg級
濱田 巧(team AKATSUKI)
白幡裕星(橋本道場/MuaythaiOpenスーパーフライ級王者)
王者・老沼に対する挑戦者決定戦の位置付け。
濱田は得意のガチャガチャの展開を狙いつつも、ローが冴える。白幡はやや精彩を欠いている。2R、3Rは白幡がミドル・パンチを的確にヒットさせる展開。序盤の流れで濱田が取りきる可能性もあったが、白幡の有効打がジャッジに支持され判定勝利。マイクでは老沼での対戦を表明。
第4試合 BLACKルール 57.5kg級
千羽裕樹(スクランブル渋谷)
龍聖(TRY HARD GYM)
SNSや会見でバチバチにやりあっていた両者。
開始早々、龍聖のカウンター気味のストレートがヒット。千羽は一瞬ぐらつく。詰め寄って龍聖は鋭いハイキックを放つとクリーンヒット。千羽は倒れこみダウンするもぐらつく足ですぐ立ち上がる。この時点で止めても良かったが、レフェリーは続行。既に勝負ありで追撃の2ダウンで龍聖勝利。これで龍聖は5戦5勝5KO。次はタイトルにからむ試合となりそうだ。
第3試合 BLACKルール 女子46.5kg契約
平岡 琴(TRY HARD GYM)
erika♡(SHINE那覇)
平岡はかつてはKrush、現在はRISEに参戦し、紅絹のタイトルに挑戦したこともある。対する、erikaは4戦負けなし2KOと強打が魅力の選手。erikaのギラギラ加減は只者ではないように見える。
erikaは突進しながらストレート、ロープに詰めて首相撲に捉えてから膝を連打。これを終始繰り返す。平岡は組みの経験がないか、対応できず圧倒される。erikaは体も強く平岡のパンチをもらっても下がらない。平岡も想定外だったか、突進からのパンチをおもしろいようにもらってしまう。2R以降はやや消耗するerikaに対し、下がりながらパンチ、バックブローを当てる平岡だが、erikaは下がらない。終盤平岡がパンチを的確にヒットするも印象を返せず、erikaが格上相手に勝利を飾った。
第2試合 BLACKルール 女子46kg級
山上都乃(ウィラサクレック・フェアテックス湖北)
木幡紀帆(BELIEF/KROSS×OVER)
両者10代対決。山上は大学生、木幡は高校生。山上はゴルフ歴も14年ほどあり、プロレベルなんだとか。木幡は負けなしでぱんちゃんへの挑戦を目標としている。
木幡が上背で大きなアドバンテージ。前蹴りで山上を翻弄する。山上は時折シャープパンチを見せるが、リーチ差が大きく木幡を捉えられず。1Rはやや木幡。2Rは山上がミドルを当てると木幡は体が泳ぐ。山上はミドル、ロー、パンチの引き出しの多さで印象を取り戻す。木幡は前蹴り以外の技がないか。3R木幡は山上のミドルにストーレートが合ってきているか。それでも山上のミドルも的確にヒットしており、木幡はガードが下がる。かなり判定が難しいが、ミドルを的確に当てながら、引き出しを多く出した山上がジャッジ2名の支持を得て判定勝利。山上のセコンドはゴンナパーか。
第1試合 BLACKルール 60kg級
井樋大介(クロスポイント吉祥寺)
斧田雅寛(KIBAマーシャルアーツクラブ)
斧田は30歳の脱サラファイター。本日デビュー戦。両者ブルーハーツで登場。井樋は吉祥寺のレミーボンヤスキーの異名をとるが、本人は最近レミーを動画で見たとのこと。
デビュー戦の斧田はじりじり距離を詰めて積極的にパンチを振るう。井樋は助走なしでも飛び膝を積極的に出す。飛距離は十分。井樋は飛び膝に固執しすぎているように見える。圧力をかける斧田コーナーに詰めると、井樋のミドルに合わせて右ストレート一閃。井樋はかなりダメージを見せるが、なんとか立ち上がる。連打で詰める斧田だが、井樋は一発もらって冷静さを取り戻したか。逆にカウンターでパンチをヒット。それでも斧田は止まらずコーナーに再び追い詰めると連打で再び井樋ダウン。これはダメージが甚大で和田レフェリーが試合を止めた。脱サラファイター斧田がインパクトのあるKO勝利。